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津田塾大学 様

【導入内容】 視聴覚設備を全面リニューアル

デジタル化による基盤設備の全面リニューアルが必要となり、HDMIを用い、信頼性が高く、使いやすいシステムをご提案し、設計施工を行いました。

導入背景

様々な規格が混在することで機器間の整合性が困難に

津田塾大学様は、小平キャンパス5号館に1990年の竣工時より視聴覚環境を備え、様々なメディアを用いた教育を推進してきました。動画メディアがVHSから、DVD、Blu-rayと変遷するなど時代によるメディア規格の変化にあわせ、随時機器等の更新を行いました。しかしそれによって、旧来のアナログ的設備と新規に導入したデジタル機器が混在することになり、総合的な整合性をとることが難しくなっていました。そこで2011年7月の地上波放送のデジタル移行を機に、ハイビジョンを教育に活用べく、基盤設備の更新を計画したのです。
基盤設備についての検討が始まったのは2009年のことです。それからおよそ2年をかけて計画を詰めていき、2012年の春休み中に整備工事を行いました。

  視聴覚センターの映像配信システム

HDMIの導入により伝送経路もデジタル化

当社は津田塾大学様からの要請にお応えし、基盤設備の更新を実施いたしました。
今回の更新にあたっては、映像および音声をデジタル信号で伝送する通信インターフェース・HDMI(High-Definition Multimedia Interface)を中核に置いています。5号館内の伝送媒体としては、光ケーブルによるネットワークを構築しました。基盤設備の中核となる視聴覚センター教材制作室から館内の各教室へデジタル信号で映像音声を配信できるようにし、さらに既存のアナログ信号もバックアップできるよう、LANケーブルもあわせて敷設しました。
また高解像度プロジェクターの設置による鮮明な画像表示に加え、タッチパネルで簡単に教授メディアを切り替えられるよう操作性を向上させました。
以上の更新により授業運営の効率化、ICTを活用した教育のさらなる充実が図られています。

HDMIを用いた教室では
今までよりも鮮明な映像が視聴可能
電子ペンを備えた操作環境

インタビュー

津田塾大学
視聴覚センター
石井 明 様

将来性のあるシステムが決め手。シンプルな操作にも好感。

「学生たちも“デジタル・ネイティブ”と呼ばれる世代となり、どこかで基盤そのものをデジタルに切り替える決断をしなければと、かねてから考えていました。」

「様々な規格がある中でシステム全体を考えた場合、ケーブルはどうするのか、増幅装置やNodeは何を使うべきかなど、現場にいる私たちには判断に困ることが多く、結局は地上波放送のデジタル化ぎりぎりの時期まで悩みました。」

「決め手となったのは、インテル社がアナログ規格であるVGAを止めてデジタル規格のHDMIをサポートするとアナウンスしたことです。それならHDMIを基盤にすることで、これから先にも対応したシステムを導入できそうだと判断しました。」

「今回の基盤設備では、コストと信頼性の兼ね合いを考えつつ、技術面はもちろん教育用視聴覚システムに求められる特性を理解しているところに発注したいと考えました。」

「電子システムさんには非常にタイトな時間の中で、これから先の拡張性やサポートに配慮した設計施工を行ってもらえたと感じています。」

「私たちがやりたいと思うことが普通にできますし、シンプルなインターフェースで操作するので、以前のシステムよりも確実に使いやすくなっています。」

「電子システムさんは、最新技術の動向を把握していて、いつも私たちへ情報提供してくれます。サジェッションも的確で誠実さを感じます。」

「実際に使ってみて分かった課題がいくつか出てきていますので、今後も課題解決のための踏み込んだ提案をして欲しいと思います。」

小規模教室でも対応可能なシステム 使い方をまとめた英日のシート

HDMI規格を導入して将来的にも拡張性のある視聴覚環境を整備したかった

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